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和の心を楽しむ

2011.11.17 Thursday

ラフォーレ出店も残すところあと2週間を切って13日。

旅行&休暇リフレッシュ完了で悔いの残らないように営業していきます。

本日は『和樂(わらく)』という雑誌をオンラインにアップしました。





雑誌のテーマは「和の心を楽しむ」。

「百人一首」「やきもの」「仏像」「数寄屋」「日本の世界遺産」「禅」「お香」などなど、心そそられる和の特集のチョイス。

なにより一番の見どころは卓抜した写真のディレクション。
日本の風景の美しさはもちろんのこと、やきものや仏像などにいたるまで日本の美を際立たせる写真はお見事。

ちょっとした小特集にも手を抜かない姿勢は編集者のこだわりを感じます。

人間ある程度年齢を重ねてくると、今まで見過ごしていた「日本の美」が気になってくるもので、でもいきなり小難しい本では挫折しかねないし、さぁ何から手をつけよう、と悩んでいる僕にとってはたまらない雑誌です。


posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0) |

いざ鎌倉

2011.11.14 Monday

本日は『美しい日本の本』と題してクールでビューティフルな日本の美に関する本をアップいたしました。

ちなみに「美しい日本の私」は日本人初のノーベル文学賞を受賞した川端康成がストックホルムで演説した講演のタイトル。



さてラフォーレに期間限定出店して早2ヶ月とちょっと。

ついにきました閉館日。

ラフォーレ原宿新潟は明日お休みです。

せっかくの完全オフなので、16日も知人にお店番をお願いし2連休にして関東方面へ旅行に行ってきます。

いざ鎌倉!

目的は「鎌倉文学館」。

川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子らなんと鎌倉にゆかりのある文学者は300人以上!

カバンの中には『ちくま日本文学全集』の川端康成、大仏次郎、泉鏡花、澁澤龍彦をつめこんで行ってきます。

posted by: へらぶな | - | 19:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

Bar Book Box 次回は11/20(日)テーマは『海を航る』

2011.11.13 Sunday

去る10月9日に開催されたイベント「Bar Book Box」

11月も開催決定!

フィッシュ・オンも本のみ出品になりますが参加いたします。

 【 詳 細 】



BarBookBoxの本箱ツアーbox no.3

テーマは「海を航る」。

日時 2011 11/20(日) Open11:00  Close19:00

会場 新潟県新潟市中央区古町通3番町556 hickory03travelers 

前回のイベントの様子を綴った主催者Junさんのブログは↓

BarBookBoxブログ       

出展者の豪華さといい、イベントの多彩さ、なにより会場の雰囲気の良さ、伝わってきます。

今日は出品用の本を探して店内をぐるぐるマグロのように回遊。

「海を航る…旅…船?飛行機?…手紙…海を渡った詩人は…カモメ…海外文学?…」

ブツブツつぶやきながら、なんとなくですがイメージが湧いてきました。

イベントに少しでも華を添えられるよう、魅力的な本を選びたいと思いますので

どうぞお越しください。

           

posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 20:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

器のこと。

2011.11.12 Saturday



本日は「器のこと。」と題して当店の器の本をオンラインにアップ。

しかしなんですな、オンラインにアップしながら器の本を読んでいるとムラムラと物欲が湧きあがってきて困ります。

いつかめでたく所帯をもったあかつきには(別に所帯もたなくてもできるけど…)
自分の気に入った器をコツコツ蒐集、それらを眺めて暮らす日々をすごしたい。

そんな日を夢見、とりあえず本を読んで備えてます。


さて一言で「器」といっても色々あります。

僕らの日常生活をちょっと見渡しただけでも

お茶を飲むための湯呑や、料理につかってるお皿などすぐ目につきます。

これらは一見何の変哲もないものものですが

こちらから「器」に歩み寄って調べてみると

大体どんな器にも歴史や出身地などのルーツとなるものがあり
いままで漠然と眺めていた器たちが親しく感じられます。



『やきもの鑑賞入門』出川直樹著 新潮社刊



『Casa BRUTUS vol.96 特集 今、買いたい器100』マガジンハウス刊

まずはこの2冊をおさえとけば
なんだか人間としての「器」もアップしたような気分になれます。

基本をおさえたのちは、マイ「器」ウェイを邁進するべし!

posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

そうだ、京都へ行こう。でもどこ行こう。

2011.11.11 Friday

 私事ですが中学校の修学旅行は東京でした。
僕より三歳年上の兄の修学旅行は京都だったので
ちょうど中学校の修学旅行の行先が京都から東京へと変わる過渡期だったようです。

高校でも修学旅行は京都ではなく九州。

思えば京都とは縁遠い人生でした。
齢三十に近づき、ちかごろ京都への興味がふつふつと泡だってきてます。

しかしいざ「京都へ行こう!」と思っても途方にくれてしまいます。
行ったことないからね。

本日はむしろポジティブに、そのまっさらな気持ちで京都本をチョイスしてみました。

題して「途方にくれて京都。」

その中でも特にイチオシの3冊をピックアップ。



『京都のこころ A to Z 舞妓さんから喫茶店まで』木村衣有子著 ポプラ社刊

 8年間を京都で過した木村衣有子さんによる超私的な京都案内。
現地に住む友人に案内してもらうようなワクワク感。
そして「A to Z」というだけあって、全方位的に(思いつきで)京都をカバー。
上洛、くるり、舞妓、緑青などなど京都にまつわるキーワード満載。

河井寛次郎記念館、堂本印象のブックカバー、東郷青児がデザインしたカップ、黒田辰秋の重厚なテーブルなど、「京都」というフィルターを通してみることで著名な作家の魅力を新たに発見できたりもします。

そしてよくよく読んでいると木村衣有子さんはかの有名な恵文社一乗寺店にてアルバイトをしていたことがあるそうです。

うーん、さもありなん。



『京都の市で遊ぶ(別冊太陽)』 村松美賀子編著 平凡社

市、と聞いただけで地沸き肉踊ります。
フリーマーケットなんか行くと楽しくて何時間でもグルグルしてられます。
どうせ京都に行くのなら、自分の興味ある市が開催される日に標準を合せて行ったら楽しいんだろうな〜。
がらくた市に陶器市、もちろん一番の目当ては下鴨納涼古本まつり。



『京都、オトナの修学旅行』山下裕二×赤瀬川原平

赤瀬川原平さんの発想にはいつもまいってしまう。
「修学旅行」イコール「退屈」というイメージを、あたまに「オトナの」とつけてしまうことによって一気になんだか楽しげな魅力的な言葉に変えてしまうのだから。

「金閣寺」「桂離宮」「平等院」など、なにやら難解そうなで身構えてしまいそうになる単語も、赤瀬川さんと山下裕二さんの手にかかればアラ不思議、難解そうなものがたちまちポップな存在に早変わり、一気に親しみが湧き、歴史やなりたちが手にとるようにわかります。





posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

境界線

2011.11.09 Wednesday

毎朝起きるとまず空の様子をうかがう。

晴れていれば自転車で行ける、雨ならばバスか車で行かねばならない。
そうなるとバス代or駐車料金代がかかるので少し困る。
だから少しくらいの雨ならかまわず自転車で行く。

今日は朝9時をすぎた時点で雨。
これは今日はバスかなーと腹をくくってバス停に向かいかけたけど
行先の古町方向をよーく見ると晴れている。朱鷺メッセがピカピカしてる。

さらに目を凝らして見ると
晴れと雨の境界線がはっきり見えた。
そしてその境界線はじわじわとこちら側にきている(ように見えた。)

しばし腕組みしながら待つこと10分
みごとに境界線が上を通りすぎていって雨があがってくれた。

今日はついてる。


posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

奥付を眺めてわれ思う

2011.11.08 Tuesday

オンラインに本を登録するとき、出版された年を入力するために必ず奥付を見る。

ちなみに「奥付」とは本のだいたい最後、その本が出版された年、発行者、印刷製本した会社などなどの情報が載っているページだ。

奥付の出版年を見て、たとえばそれが2005年に出版された本なら
「あ〜、遊べる本屋でアルバイトしてたな、あのころはまわりが全然みえてなかったな。」とか

2008年なら
「おっ、ちょうどフィッシュ・オン立ち上げたときに出版されたのか、そんな本がもう古本として出回るようになったんだな、時は過ぎゆくね。」とか

1997年なら
「学生のころなんて全然本読んでなかった〜、あのころに戻れるとしたらどんな本を読むんだろ。」とか

1980年代はじめの本だと
「よっ同級生!」とか

本の奥付をみると当時の、いろいろなことが思い出されます。

その本が出版された当時の空気、というか匂いのようなものが、本の造りや装丁、紙の質感などと一緒に立ちあがってくるのです。

それはたしかなモノとして存在してくれている本だからできることだと思う。



どうです?ちょっとそこいらの本の奥付を繰ってみませんか。

posted by: へらぶな | ラフォーレ出店日記 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

メールもいいけど手紙もね。

2011.11.07 Monday

本日は通勤途中に通り雨に遭遇。
しばし雨宿りしてたらやんでくれた。
車通勤なら雨なんて屁でもないがチャリ通勤にとってその日雨が降るか降らないかは大事なこと。
通り雨か、そうでないか、目に見える雲の様子や肌で感じる湿度でわかるようになったら自転車のりとして一人前じゃなかろうか。

今日は手紙本をオンラインにアップ。
ラフォーレでも手紙コーナーはかなりプッシュしてます。(な割に売れませんが…)



『手紙を書きたくなったら』 木下綾乃著 WAVE出版

この本は思い出があって、以前FMKENTOの発行しているフリーペーパーに書評を書かせてもらったことがあったのですが、そのときに紹介したのがこの本。
今だからいいますが、ほとんど中身読まないで書きました。担当者さんスイマセンでした。原稿渡してから読んだらイイ本でホッとしました(順番逆だろう!)

この本意外にも木下綾乃さんの手紙関係の本は良い本ばかりですよ。

木下綾乃さんの本を眺めてると、手紙書きたくなるんですが、自分は遠距離恋愛してるわけでもなく、祖父母はみんな新潟市在住だし、ペンフレンドももちろんいないし…ってんで書きたくても書く相手がいなくて困ってます。



『すべてきみに宛てた手紙』 長田弘著 晶文社刊

この本は詩人の長田弘さんが、「読者ひとりひとりに宛てた手紙」という体でエッセイを綴っています。
タイトルがすごく素敵だとおもいませんか?

なんでこの本の話をしたかというと、手紙を出す相手がいないなら、僕も長田弘さんを見習って

すべてお客さんに宛てた「POP」を書いたらいいじゃん。

(ちなみにPOP(ポップ)とはうちの店の本にすいてるオススメコメントが書いてあるカードのことです)

ってことで今日は家に帰ったらずっとほったらかしになってるペリカンの万年筆(もちろんインクはブルーブラックで)をさがそうと思います。

ポップ用紙は、便箋っぽい風合いのがいいなぁ。





posted by: へらぶな | - | 20:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

なぜ人は小説を読むのか。

2011.11.05 Saturday

「なぜ人は小説を読むのか。」

別に小説を読まなくても人は死なない。
本を売る商売をしておきながら、いや、しているからこそふと思うときがある。

「それは面白いからだよ。」

と言われて「そうだね。」と賛成するのはやぶさかではない。

じゃあ面白いってなんだろう?

流れるようなストーリー、小説内でかわされるおしゃれな会話、読む人をうならせる見事な比喩?

上記のような要素がない、たとえばレイモンド・カーヴァーのような小説(現代アメリカの、いわゆる底辺に属する人々が主要人物の、決して愉快とは言えない内容)を読みたいと思う人間もいる。すくなくとも僕は読みたいと思う。

「何をもって面白い小説とするかは人それぞれだよ。」と言われてしまうと

「なんで人は小説を読むのか。」という問題から遠ざかってしまう気がする。

何かもっと根源的な理由があるんじゃないかと。

今日の営業中に読んでいた(土曜日だってのにラフォーレはまったりした一日でした。)



・『村上春樹雑文集』

そのなかにあった「卵と壁」(2009年に村上春樹がエルサレム賞を受賞した時の有名なインタビュー)の中にこんな部分がありました。

「私が小説を書く理由は、煎じつめればただひとつです。個人の魂の尊厳を浮かび上がらせ、そこに光を当てるためです。我々の魂がシステムに絡めとられ、貶められることのないように、常にそこに光を当て、警鐘を鳴らす。それこそが物語の役目です。私はそう信じています。生と死の物語を書き、愛の物語を書き、人を泣かせ、人を怯えさせ、人を笑わせることによって、個々の魂のかけがえのなさを明らかにしようと試み続けること、それが小説家の仕事です〜」(P79)

村上春樹は小説家側の立場から小説を書く理由を語ってくれていますが、これをそのまま小説を読む側(つまり僕ら側)に当てはめてみればそのまま「なぜ小説を読むのか。」ということの、「ただ面白いから読む」よりも、もうひとつ踏み込んむためのステップになるんじゃないかと思う。

posted by: へらぶな | - | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

海を見に行く

2011.11.04 Friday

今朝起きたばかりのころは、はかばかしくない天気だったが、午前9時をまわってから次第に天気がよくなってきた。

ちょっと遠回りになるが海を見てから出勤することにした。

最近自分に課しているルールが三つある。

・自分が今したいことは何かを日々問いかけ、それを実行すること

・夜八時以降は一切働かないこと

・仕事抜きで自分が読みたい本を探して読むこと


ひとつめのルールは、
「働く」ことは健やかに生きるための「手段」であって「目的」ではないことを日々自覚するため。今の職場は午前10時半ごろまでに出社すればいいので、「自分が今したいこと」を自覚できさえすれば午前中の時間内で案外できてしまうことが多いことに気付いたから。つまり毎日が休日気分!(実際は毎日が仕事!)

で、今日は天気が良かったので海を見に行きたくなったわけです。
いや、遠回りしても十分おつりがくるくらいの景色でした。
生きててよかった!とおおげさでなく素直に思った。惜しむらくはもっと時間がほしかったことくらい。

ふたつめのルールは自分にブレーキをかけるために。
ただでさえ夜8時までお店にいるのは常識的に考えて遅い。
そこから家に帰ってまた仕事、ではどう考えてもやりすぎ。

みっつめのルールは、趣味としての読書をとりもどすために。
商売でやっているとどうしても、取り扱う本や作家の数がふくれあがって
「仕事だから」という理由であくまで内容をおさえとくために本を読む、ということをやってしまう。
もちろんそれは職業柄全然悪くないのだけど、その読み方に侵食されて、純粋に自分が楽しむための読書、長田弘風に言えば「ただ楽しみのために本を読む」ことができなくなっていることに気付いたから。

というわけで最近は、夏目漱石にハマってます(漱石は、エッセイや小品にかぎっていえば「お笑い」として読んでます。ほんとシュール。)
あとはル・グウィンの『ゲド戦記』シリーズ(ドラクエ世代にとってはたまらない世界観。)に小島政二郎の『円朝』(一時期ハマってた落語熱ふたたび!そして小島政二郎の筆はこびは時代と世代を完全に超越してる)。

そして、「これはいまの自分には合わないな」と思ったら躊躇なく読むのをやめれるようになりました。

だって趣味だから。

さて今日の見事な海を見逃してしまった方へおすすめの一冊

・『海の日』・野寺 治孝



どうして海を眺めていると心が落ち着くんだろう?
そして、どうして恋人たちは海を見に行きたくなるんでしょう?






posted by: へらぶな | 口角泡日記 | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) |